4日から3日間開かれた「まつり起業祭八幡」。官営八幡製鐵所の開所を祝うこの祭りは今年で111年目となる。初日となる4日(金)こそ天候に恵まれたが、土日は雨がちの天候に祟られて客足が低迷。それでも、最終日となる6日(日)の午後には雨も上がり、このときを待ちわびた多くの市民が会場に足を運んだ。
メイン会場となる大谷球場周辺には、イベント会場のほかに多くの露店が出店。人でごった返すなか、たくさんの親子連れやカップルが祭の雰囲気を楽しんでいた。また、普段は落ち着いた雰囲気の商店街も、この日ばかりは活気に満ち溢れる。アーケード中央には様々な店が立ち並び、客足も好調。ある年配のご婦人は「30年前は、毎日こんな状態だった」と語り、「鉄の町・八幡」の往時を振り返っていた。
日曜日の午後4時頃には再び雨が降りだしたことで、残念ながら早々に家路についた人も少なくなかったようだ。それでも束の間とはいえ、「八幡の元気」を垣間見ることができるひとコマであった。
景気低迷のなか、祭の後援団体は公的団体やマスコミなどがほとんど。広報を行なう祭のホームページについたスポンサー企業も、新日鐵をはじめとした数社にとどまったようだが、折角の地元振興の機会でもある。来年以降は、多くの地元企業が参画する祭であって欲しい。
<まつり起業祭八幡」のHPスポンサー企業>
・新日本製鐵株式会社
・株式会社 タカミヤ
・福岡ひびき信用金庫
・株式会社ワシダ
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