7日、会計検査院は、2010年度決算検査報告書を送付し、詳細をホームページ上に公表した。
それによると、不適切な事案として報告された総件数は568件。不正な会計経理により生じた徴収不足額、過大支出額、また決算表示漏れなどは合計4,283億円8,758万円に上った。
2009年度の指摘事項金額1兆7,904億8,354万円より減ったものの、過去2番目に多い額で、依然として無駄遣いが横行している状況だ。
そのうち支出に関する不当事項(国に、全額返済必要)は403件、115億5,116万円だったが、福岡県に関する件数とおおよその額をまとめた。
まず、法務省関連では福岡刑務所の常勤医師が不当に給与を支給されていた件で約1,734万円。厚生労働省関連で36件約1億6341万円。農林水産省関連1件643万円。国土交通省関連3件約1,307万円。このほか、日本私立学校振興・共催事業団に関して学校法人九州国際大学への不当支出が1件あり約222万円といったところだ。不適切と認められた支出の合計は42件分で総額約2億248万円に上っている。
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