9日、九州電力・眞部利應社長あてに同社「やらせメール」問題の元第三者委員会側から提出された公開質問状が、同委員会元委員長の郷原信郎弁護士によってネット上で公開された。
質問状は、「やらせメール」問題に関する第三者委員会の報告書について、記者会見や同社内イントラネットで「無実の人に濡れ衣を着せる」といった発言を行なっていた眞部社長個人に対するもの。
質問では、同報告書において同社長の発言が該当する部分およびその根拠について問い質している。回答の期限は11月15日。眞部社長による公表を求め、公表されない場合は、元第三者委員会側が公表するとしている。
今回の質問状の提出に賛同したのは、元第三者委員のメンバー4人のうち、名城大学教授の郷原信郎弁護士、九州大学大学院 法学研究院の阿部道明教授、公益社団法人 日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会理事の古谷由紀子氏の3人。
なお、11月24日(木)、福岡市中央区の中央市民センターで、阿部教授を講師に招き、「やらせメール」問題と「コンプライアンスのあり方」についての特別講演会が開催される。詳細は、関連リンクを参照。
▼関連リンク
・公開された公開質問状(PDF)
・緊急講演! 元第三者委員・阿部教授が語る『やらせメールとコンプライアンス』
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