(株)人間と産業開発研究所が10月31日に大阪地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は100億円を超える見込みだ。同社は「H&M研究所」として経営コンサルタント業を主業務としていたが、近年はベンチャー企業を中心とする投資事業へと業態を転換していた。セミナー参加者に未公開株を購入させる手法だが、資金を騙し取られたとして複数の訴訟を起こされていた。今回の破産決定も債権者の申し立てによるものだ。
未公開株の詐欺事件は相変わらず多く、被害が後を絶たない。多くの場合、未公開株の対象とされた企業は、自社の株式が詐欺の道具(ツール)になっていることを知らない。過去に福岡の企業を対象に起きた未公開株詐欺を事例に、その手口を見てみよう...(⇒つづきを読む)
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