今年度のボジョレーヌーボーが解禁となる17日の０時が刻一刻と迫っている。ボジョレーヌーボーの「ボジョレー」とは本場フランスの土地の名前、「ヌーボー」は試飲用の新酒を指し、ワインの出来具合を確かめるために試飲するというのが本来の意味。全国各地の販売店では解禁イベントなども開催される模様だ。

　近年各社オリジナルのPBブランドのボトルワインが増加している。今年は円高の影響もあって、例年より安い価格で販売している会社も少なくはない。合同会社西友は、オリジナル商品（フランソワ・フッシェ）のハーフボトル（375ml）を390円、フルボトル（750ml）を690円で販売。また、西友オリジナルのボジョレーヌーボーは、容器のペットボトルを昨年の１種から５種へ増やし、また、女子会や家庭用対応する3L入りの紙容器などを用意。17日０時に全国の西友362店舗で販売を開始する。

　イオンは、イオングループのワイン調達会社コルドンヴェール（株）から仕入れたフルボトル(750ml) （ビクターマッソン）を500円で販売。このワインは果実味や酸味などの要素がバランスよく、2005年、09年と味が酷似しているとのこと。イオングループはこのワインを含め４種類を販売する。販売目標は750ml換算で110万本。

　ドン・キホーテグループでもボジョレーが販売されるが、価格は直前まで発表しないとしている。ただし、ドン・キホーテグループは、福岡市博多区で10月にオープンしたばかりの中洲店店頭で解禁イベントを実施。なお、同様のイベントは、東京・六本木店、大阪・道頓堀店でも開催される予定。

　このほかにも、JR博多シティでは、９・10階の飲食店フロア「くうてん」内の５店舗が通常の営業時間を延長し、ボジョレー解禁を祝う。また、屋上の「つばめの杜ひろば」ではワンコイン500円のグラスワインを販売する（雨天中止の可能性あり）。一方、マックスバリュ九州では、糸島市の前原店ほか九州各県計５店舗で解禁イベントが実施される。
　

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