15日、高島宗一郎福岡市長は、定例記者会見で、2012年に開かれる「第4回国際ユニヴァーサルデザイン会議2012」の福岡市における開催が決定したことを発表した。
同会議では、国内外の専門家が、さまざまな障がいや国籍、性別、年齢などの違いを越えすべての人にやさしいものづくりやまちづくりなどについての研究発表、事例紹介などが行なわれる。すべての人にやさしい「ユニバーサルシティ福岡」の実現は、主要施策に掲げる福岡市の目標のひとつ。
開催は、2012年10月12日から10月14日までの3日間。会場は福岡国際会議場と福岡国際センターを予定。30カ国から専門家ら約1万2,000名の参加が見込まれている。
同発表にあわせて、福岡市は、「ユニバーサルシティ福岡」のロゴマークを発表した。「ユニバーサルシティ福岡」の取り組みを多くの人に知ってもらい、理解を深めてもらおうと作成。親しみやすさを感じさせるサルをモチーフに、サルの顔のなかに人、その周りにハートのマークを表現している。
このほか同会見で高島市長は、福岡市2010年の都市別の国際会議の開催状況について、福岡市は216件で、これは東京都の492件に次いで第2位であることを発表した。
同市における開催件数は、ここ数年伸びてきており、その要因としてアジア主要都市とのアクセスの良さ、宿泊施設の充実、また九州大学を主として学会主催が多いことがあげられている。
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