食品素材の受託試験・受託研究事業のノウハウをベースに、国産機能性素材の開発に注力する(株)ジェヌインR&D(鹿児島県南九州市)。昨年、天然の角質層に存在するセラミドとまったく同じ成分を持つ"本物の天然セラミド"原料の開発に成功し、化粧品業界の注目を浴びている。今後は健康食品素材としての提案も強めていくようだ。今回、長年セラミドの研究に従事する同社研究部長で農学博士の柚木恵太氏に同原料の開発経緯およびメカニズムについて学術的に解説していただいた。
<天然ヒト型セラミド>
地上の乾燥など様々な環境ストレスから身を守るためのわずか20umの生体バリアーであるヒト角質層。これは核を失った死細胞がラメラ構造を構築したものだが、それを接着するための細胞間脂質の最大成分が遊離型セラミド(以下セラミド)である...(⇒つづきを読む)
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