衆院福岡4区の次期公認候補をめぐって、自民党福岡県連内の混乱が続いているが、自民党前職の渡辺具能氏が、自身の元秘書を支援しないと明言していることが明らかとなった。
名乗りを上げているのは、ふたりの現職県議と病院長、自民前職の元政策秘書ら4人だが、候補者調整がつかず、県連内に選考委員会を設置して人選を進めることになっていた。
元秘書氏に関しては、糟屋郡内の7人の町長からもらったという「推薦状」が白紙となっている可能性が指摘されるなどで、公認候補とすることを疑問視する見方も出ていた。
NET-IBが、自民前職の渡辺具能氏の周辺取材を進めたところ、渡辺氏自身は「(元秘書を)推薦したり、支援することは絶対にない」と話していることがわかった。
その理由として、元秘書氏が、渡辺氏の引退表明前の時期から、渡辺氏に相談することもなく公認獲得に動いたこと。
さらに、今年に入ってからは、あたかも自分が渡辺氏の後継であるかのような売り込みをかけ、関係者の支持を得ようとしたことなどが考えられるという。
渡辺氏の意思は固いとされ、元秘書氏が渡辺氏の後援会から広範な支持を得るのは難しい状況となっている。
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