＜まずはお詫びします＞
　新吾ちゃん！！まずはお詫びします。私の認識不足でした。「"眞部世間知らず社長"は新吾ちゃんの『傀儡（かいらい）政権』」と、思っていましたのですが、意外と我が勝手に判断し行動していたのですね。産みの親が新吾ちゃんといえども"天下の九電社長"のポストに座れば誰でも権力欲を出しますわね。眞部氏も感謝はすれども恩人の新吾ちゃんからの「一から十まで」の指図には従うはずはありません。社長として己の自前の采配をしたくなるのは人情です。だから"世間知らず社長"はあんな馬鹿な記者会見を行なったのです。

　いや、第三者委員会のメンバーの方と飲みつつ議論をしたところのことです。「いやー、眞部社長は自分で采配した一面もありますよ。『すべて松尾会長に仕切られていた』という説は誤りです」と、指摘されました。そこで九電関係者の証言を取りましたが、『眞部社長自立論』を認定する立場の方々が結構いました。そこでお詫びするのです。「眞部社長は新吾ちゃんの『傀儡政権』という認定は誤りでした」と。ただし、新吾ちゃんの責任は免れません。

＜最終決断を求めます＞
　新吾ちゃん！！やはり眞部社長と新吾ちゃん会長の二人が引責辞任しないと事態の前進はありません。新吾ちゃんも痛感していると思います。「この現況では監督する立場である経済産業省が原発の再開を認めない」と。
繰り返し言いますが、2011年３月11日から"すべてが根底からチェンジした"のです。昔ならば「やらせメール」も許されたのでしょうが、それは不可能になりました。新吾ちゃんはそれが理解できないのです。「時代に乗り遅れた」と宣言して名誉ある撤退（会長辞任）をするべきです。

　九電の組織が一枚岩になって経済産業省に喧嘩を仕掛けられますか！！　時間が経過すればするほど組織内には疑心暗鬼がうずまき、誹謗中傷が飛び交いますよ。新吾ちゃんのあらぬスキャンダルの濡れ衣まで画策されるかもしれません。繰り返しになりますが、前回も助言した通りに今であれば「強欲会長・新吾ちゃんの頑迷さが『やらせメール』事件で経済産業省と対立した。しかし、新吾ちゃんが降りて会長を辞任して事態は収束に向かった」と、九電の社史には記録されます。

　ところがですよ。12月半ばからすべての原発が稼働ストップになったらどうなりますか！！　「最低800億円の赤字になる」と、予測しましたが、1,000億円にふくらむ可能性もあります。そうなれば「強欲新吾ちゃんが会長ポストに執着したことで1,000億円からの赤字をだして九電を大混乱に落とし込んだ。新吾ちゃん会長はまったく経営無能な奴だった」と、社史に記録されます。その覚悟があるのですか。

　筆者として「新吾ちゃんが我を張って会長ポストにしがみついてくれるほうが良い」のですよ！！　だってこちらとして「新吾ちゃんの居座りはドラマになります、情報発信材料がたくさんあります」からハッピーですよ。
"最後の愛の提案"です！！　新吾ちゃん、貴方が好きなようにしてください。ただ最後に一言。「1,000億円の赤字決算の張本人」という悪役に仕立てられないように！！

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