福岡ソフトバンクホークスの日本一決定から一夜明けた21日、九州の地場スーパー各社や百貨店で優勝記念セールを実施している。
イオンモールなどを九州各地で展開するイオン九州(株)は、きょう(21日)より3日間の日程で「日本一おめでとうセール」を開催。九州内のイオン、スーパーセンターで衣料品、靴、服飾雑貨などを20%オフにするほか、秋山監督の背番号にちなんで食料品81円セールなどを実施する。同じイオン系のマックスバリュ九州の店舗では「感動をありがとう応援感謝クーポン」を配布する。広島に本社を置き、九州地区で店舗展開を行なっている(株)イズミでは九州地区の店舗で優勝セールを実施。福岡市東区のゆめタウン博多では21日と22日の二日間に限り、全館ポイント5倍、衣料品など一部店舗において10~20%オフを実施する。
福岡県調査統計課は、日本シリーズ制覇による経済効果を約388億円と試算。同課の職員は、「内訳は県内のスーパーや百貨店などの優勝セールで145億円。ヤフードームでの飲食費、グッズ販売などで59億円。その他、日本一にともない経済が活性化することで雇用の増加が生まれるなど"波及効果"による試算額が、184億円と11月9日に試算値を発表しました」と語る。2004年のプレーオフに西武ライオンズに敗れ、以来8年越しでその「呪縛」を打ち破ったホークス。「シリーズは終わりましたが、試算値を上方修正、下方修正する予定はありません」(同課)としているが、ホークスの日本一が福岡経済活性化の起爆剤になることを願わずにはいられない。
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