2011年11月23日水曜日、米インターネットサービス大手Google(グーグル)より、「Google Analytics」を利用中のユーザーに対して、新機能追加の発表があった。「Google Analytics」は、無料で高機能なアクセス解析ツールとして、現在多くのユーザーに利用されている。アクセス解析とは、自社サイトのアクセス数やどのページが見られているかなどのデータを基に、サイトの改善やキャンペーン企画の検証を行うことを指す。
アクセス解析ツールには無料と有料のものがあり、有料ツールにはその利用料金が月々数万円から数十万円するものまである。これまで有料ツールは、多様な広告を使ったキャンペーンを行い、費用対効果を細かく分析するような通販サイトに導入され、一般的な会社サイトや小規模な通販サイトであれば「Google Analytics」で十分に事足りる、とされてきた。
しかし、今回の新機能追加は、有料ツールのシェアを脅かすものになる可能性がある。
これまで有料ツールの"専売特許"だった、経路分析(ビジュアルフロー)、間接効果(マルチチャンネル)の2つの機能が「Google Analytcis」に搭載されたからだ。
今回はこれらに加え、アナリティクスリアルタイム、モバイルレポートと言った目玉新機能についてその概要を解説する。
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