25日、福岡北九州高速道路公社は、福岡市西区福重で施工中の福岡高速1号線、5号線の野芥方面行きの接続建設工事、桁架設工事を施工すると発表した。(百道方面行きの桁架設は今年8月に施工)接続工事が完成し実際に運行できるのは、来年(2012年)内を予定。全長約35kmの都市高環状線完成に向けた最後の上部工架設工事であり、この度行なわれる工事により、実質、1号線と5号線が繋がれることになる。行なわれる工事は、44mの橋桁の大架設工事。実施は、12月6日の午後10時から翌7日の午前6時までと、12月7日の午後10時から翌8日の午前6時までを予定している。
現在、接続されていない1号線と5号線間を1日に乗り継ぐ車は、約400台。
これまで両高速道路区間を乗り継ぐ場合は、1号線の福重出口を1度出て、5号線の福重出入口へ一般道路を経由し再度福岡高速道路に入る方法か、反対に5号線から1号線への乗り継ぎであれば、5号線の福重出入口から一般道路を経由し、1号線の石丸入口に乗り継ぐかたちとなっている。通常約5分ほどで乗り継げ、ETC車では、15分以内、普通車の場合は、1時間以内で乗り継げば、新たな料金は加算されない。
福岡高速道路は、当初1、2、3、4号線が計画され、後に南周り高速道路の必要性や緊急輸送路の確保として、また天神を中心におおよそ放射線状に伸びている道路のどこからでも乗り降りできるなどといった効果より、将来環状線ができることを想定に5号線が計画され1998年から工事が着手されていた。
環状線が完成すれば、首都高速道路都心環状線、阪神高速道路1号環状線、名古屋高速道路都心環状線に次、日本で4番目の都市高速道路環状線となる。
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