福岡市の高島市長は「観光ビジネスの強化」に注力している。福岡市の産業構成はサービス業のウェイトが高い。観光産業が盛り上がればサービス業に潤いという波及効果が生じる。そのために統括部署の再編成・統一が要になるとして組織編成をすることが一部の報道機関に流れた。内容は、文化財や文化施設を観光振興としてより活かすために、経済振興局にそれぞれの担当部署(市教育委員会や市民局などが所管する組織)を統合し、新たに「経済観光文化局」を発足するというもの。
「経済観光文化局」の組織編成については12月の市議会定例会に関連議案を提案するため、まだ公表されていない。現在は、今年9月末に発表された高島宗一郎福岡市長の「平成24年度に向けた市政取組方針について」を基に各局が草案をあげ、現在は総務企画局と各局とのやり取り、また市長や副市長との協議などの計画段階にあるという。そのようななか、「高島市長の行政改革に不満を抱いている役人たちの存在がある」と、一部で囁かれている。
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