11月30日に政治家の政治資金収支報告書が公開されるや否や、政治活動として明らかに不適切と思える高級クラブやキャバクラなどへの支出や、また、収入の面でも政治資金パーティーで会場の収容人員を大幅に超えるパーティー券を販売していたという事実が明るみになり、連日、メディアを賑わせている。そのようななか、福岡政界では、政治家以前に社会人としてのモラルが疑われる異色の「政治とカネ」問題が注目を集めている。
既報の通り、債権者から歳費(議員報酬など)を差押えられている民主党の助信良平県議が、福岡市内の飲食店経営者から未払いの飲食代85万円の支払いを求める訴訟を起されたことが12月9日の西日本新聞で報じられた。この経営者は、NET-IBにも飲食代未払いの事実を訴えていた。これとは別に「後輩議員に借金してもなかなか返さない」といった証言も得られており、金銭に関する助信県議のルーズな面が露呈した。
金銭面でのトラブルが表沙汰になり始めてから、携帯電話が停められているなどで助信県議との連絡がとれず、周囲が安否を気づかう時期もあったが、11月8日から同10日までの福岡県議会県土整備委員会の北海道視察には参加していた。
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