東京証券取引所第2部に今月(12月)21日(水)上場予定の新規航空会社スターフライヤー(北九州市)は、株式の売り出し価格を想定発行価格通りの1株当たり3,180円とすることに決定した。国内航空会社の上場は、2000年5月のスカイマーク(東証マザーズ)以来2社目となる。
新規発行する14万株に加え、主幹事の大和証券キャピタルマーケッツなどが保有する既存株式を投資家の需要次第で実施する追加売り出し(オーバーアロットメント)として 最大9万株売り出す。投資家への事前調査で公開株式数を上回る需要が見込めると判断し、価格を決めたという。
同社は上場により知名度をアップを図るとともに、約4億円の資金を調達し新しい航空機材の購入などに充てる計画。
スターフライヤーの11年3月期決算(単体)は、経常利益が前期比3・8倍の11億900万円、税引き後利益も2・9倍の8億1,100万円と、2期連続で黒字を確保している。
北九州空港を拠点とする同社は、2006年3月に北九州~羽田線に就航。07年9月に関西~羽田線、11年7月には福岡~羽田線を開設。12年7月には定期の国際線、北九州~韓国・釜山線への参入や、13年春以降の羽田空港の発着枠拡大等により、増収増益を目指すとしている。
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