1月5日正午、ホテルオークラ博多(福岡市博多区)にて福岡商工会議所(末吉紀雄会頭)の新年祝賀会が開かれ、麻生太郎元首相や小川洋福岡県知事をはじめ、会員や来賓の方約1,000名が詰めかけた。
冒頭の挨拶で末吉会頭は、「戦後、5回あった辰年の日経平均株価の平均上昇率は、29%と聞いている。これは、十二支中もっとも好調な結果。こうしためぐり合わせのなか、経済が辰のように昇り調子になり、株価の上昇も30%を期待したい」と語り、新年祝賀会の慣例となっている文字の披露は「昇」とし、会場から大きな拍手を浴びた。
また、小川知事は、福岡経済を支える中小企業の重要性を強調したうえで、「福岡県、福岡市、北九州市がしっかりと結束して経済発展に向かっていく」と話し、県と市の連携をアピールした。
混迷する世界経済の煽りや歴史的な円高などにより、日本経済にとって試練の年となることが予想される"復興元年"の2012年。地場企業がスクラムを組み、経済の荒波を乗り越えるだけの底力があるのか否かが、問われる年になるだろう。
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