早いもので、年明けから約２カ月が過ぎた。そして、東日本に甚大な被害を与えた東日本大震災と東京電力・福島第一原発事故から１年が経とうとしている。2011年３月11日。その日起こったのは、これまでとは、まるで異質の災害および人災であり、人々の価値観が大きく変わるきっかけとなった。１年目の「3.11」は日曜日。あなたはどこで誰と、何を考えながら過ごすのだろうか。福岡周辺で開かれる集会やデモ、イベントを数回に分けて紹介する。

　福岡市役所の庁舎西広場（通称・ふれあい広場）では、３月11日の午前10時から東日本大震災復興支援「忘れない３．11～手をつなぎ元気を届けよう～」が開催される。入場は無料。

　同イベントでは、約30のボランティア団体による出展や各種催し物をはじめ、被災地の現状やボランティアの活動を伝える写真の展示が行なわれる。また、東北物産展や飲食コーナーなども設置される予定。さらに、東日本復興キャンペーンソングである「SMILE AGAIN（スマイルアゲイン）」を福岡雙葉学園合唱部が合唱。同曲のCDは募金（１口500円）した人全員に贈呈され、集まった募金は被災地の中小企業支援に活用される。

　１年前、東日本大震災が発生した午後２時46分には、会場で来場者全員が手をつないで黙祷し、犠牲者の鎮魂と復興への祈りを捧げる追悼セレモニー「２：46 つなごう手と心」が行なわれる。

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