JR博多シティのJR九州ホールで13日、「チャレンジフェスタ2012 in FUKUOKA」が開催された。このイベントは、福岡県中小企業家同友会が会員企業のビジネスをより多くの人に知ってもらい、販路拡大につなげてもらおうと行なわれた。
会場内には、160社の中小企業のブースが所せましと並んでいた。壁に設置された大型スクリーンには、定期的に会場内のインタビューの様子が映し出され、豪華旅行や液晶テレビが当たるスタンプラリーも開催されていた。
イベントの最大の特長は、来場者に「いいね!」のシールが配られること。ただ見るだけでなく、気に入ったブースにはリアルな「いいね!」シールを貼ることで、参加者としてブースを応援することもできる仕組みとなっている。
主催した福岡県中小企業家同友会は、日本の約99%と言われる「中小企業」の経営者たちが集まる団体で、月に1回の例会(講演を中心とした勉強会)や、支部ごとの展示会などを開催している。今回のような、とりわけ大規模なイベントは、初めての試みで、支部を超えた福岡地区全体が手をつなぎ、構想から開催まで1年半をかけて準備をした結果、ようやく実現したという。イベントの運営に携わった株式会社ハコブネの代表取締役、森淳さんは「予算も少ないなかで何とかこぎつけたので、ぜひ成功させて、次回につなげたい」と意気込みを語った。
企業の展示会とはいえ、ポップコーンやホットック、焼きそばなどの露店も並び、試食販売も行われていて、さながら「お祭り気分」も味わえた今回のイベント。Facebookの「いいね!」も大切だが、リアルな「いいね!」が人と人をつなぎ、ビジネスの発展につながっていく。経営者たちの熱いチャレンジが、たくさんの「いいね!」となって会場に集まっていた!
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