県内のパチンコ店が中央区今泉に新たな出店計画を持っていることが、一部報道により明らかになった。都心部で関心の高いエリアだけに注目度が高い。
このところ同所を含め、天神エリアではパチンコ業者による出店や不動産購入が続いている。この2月には中央区天神で知名度の高い商業ビルDADAビルを、北九州市に本社を置く(株)ゾーン(北九州市八幡西区、金村浩二代表取締役)が取得したばかりだ。同ビルはそのままテナントビルとして継続保有する考えだが、ゾーンはほかの収益物件も積極的に購入する方針を打ち出している。また、昨年10月には堅実経営で知られる宣翔物産が中央区赤坂にプラザ赤坂を出店。すでに中央区内に天神・港に店舗を有する同社は、天神エリアだけで3店舗構えることになる。ここへ来て業界が活発に動き始めている。
パチンコ業界はことあるごとにバッシングに晒され、最近では震災後の節電キャンペーンのターゲットにもなった。かつては射幸性の高い機器への規制強化もあった。各社はかつてより低い売上高や利益率でも成り立つ経営を求められている。各社はサービス業として地域に認知してもらう努力を続ける一方で、顧客の囲い込みや異業種への参入など生き残りへ向けた厳しいつば競り合いを始めている。
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