自転車ブームに乗じて、最近は自転車販売店も増加している。
イオングループは、ショッピングセンターの一角での自転車販売だけでなく、「イオンサイクルショップ」「イオンバイク」として路面店での自転車販売を開始。イオン九州(株)は、2010年1月にイオンバイクの路面一号店を開業させ、現在までに22店舗、2015年までに九州で200店舗を目指して勢いよく店舗拡大を進めている。最終的にはイオンバイクに統一し、全国のイオングループで1,000店舗体制を目指しているという。
とあるイオンバイクの店舗をのぞいてみたが、いわゆる「ママチャリ」と呼ばれる軽快車タイプの自転車、若者に人気の折り畳みタイプの自転車、子ども用の自転車、ロードタイプやクロスタイプと呼ばれる自転車、マウンテンバイクなど、自転車の品ぞろえも充実していた。
店員によると、今人気の自転車はロードタイプだという。ロードタイプとは、高速走行に特化した自転車で、車体が軽くタイヤも細く、サドルも高い、自転車のなかでは速度の出やすいタイプだ。クロスバイクは街乗りでもスポーツでも使えるような複合的なもの。ロードタイプや、マウンテンバイクなどは従来男性に人気があり、男性の場合だと幅広い世代が購入するという。しかし、最近は、若い女性にもクロスタイプ、ロードタイプの自転車が売れるようになってきたという。
女性に人気だと紹介された自転車のなかには、パステルピンク、グリーン、パープルといった、スポーティなフォルムだが可愛らしい色使いをしているものもあった。このような自転車は、子どもを乗せたり、前かごに多くの荷物を乗せるといったことはできない。しかし、車体が平均約20kgあるというママチャリタイプに比べ、クロスタイプは約12kgのものが多い。車体も軽いので走りやすいのだという。おしゃれな自転車が増え、走りやすくカワイイ自転車を購入する女性客が増えたのだろう。
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