ネットアイビーニュース

NET-IB NEWSネットアイビーニュース

サイト内検索


カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

耳より情報

首都圏の鉄道業界が耐震強化に乗り出す
耳より情報
2012年5月15日 10:06

 東日本大震災から1年が経過したが、鉄道業界においても、直下型地震に対応した耐震工事が進められている。

0515_tetudou.jpg 3月上旬、JR東日本は、総額1,000億円を投じて、新幹線と在来線の高架橋の柱、1万5,000本を補強し、東京駅の新幹線ホームでは、天井落下防止工事を行なうことを盛り込んだ計画を発表した。

 JR東日本が10%と筆頭株主を占める東鉄工業は、この耐震工事をビジネスチャンスとしてとらえている。同社は、1943年、鉄道省の指示で設立された国策会社に始まる。現在は東証一部上場の中堅ゼネコンで、同社の2011年3月期の連結売上高921億円のうち、JR東日本関連は約8割を占める。鉄道線路保守では、JR東日本発注のうち3割を同社が行なっている。

 耐震強化は、JR東日本だけでなく、東京メトロや小田急電鉄など首都圏の鉄道各社も進めている。

 東京メトロ(東京地下鉄)は、耐震・津波対策に100億円を投じている。具体的には、高架橋の耐震補強工事を行ない、地下鉄駅構内の浸水・津波対策で、トンネルの入口に防水ゲートを設置し、浸水を防ぐ対策を行なう。

 小田急電鉄は、5月1日、メイン路線の新宿 ― 本厚木間を中心に、高架橋や橋梁の耐震補強工事を行なうことを発表した。12年度は、小田原線の代々木八幡―代々木上原間、狛江―和泉多摩川間などを予定している。

 公共工事の縮減のなかで、建設業界は厳しい状況を強いられてきた。鉄道などのインフラ耐震特需を通じて、建設業の新たな活路が切り開かれていくのかが注目される。


※記事へのご意見はこちら

耳より情報一覧
耳より情報
2012年11月20日 10:34
耳より情報
2012年11月13日 12:26
耳より情報
2012年10月30日 15:08
耳より情報
2012年9月 4日 15:19
耳より情報
2012年8月24日 12:13
耳より情報
2012年8月20日 18:03
NET-IB NEWS メールマガジン 登録・解除
純広告用レクタングル

2012年流通特集号
純広告VT
純広告VT
純広告VT

IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル