17日、福岡市土地開発公社の用地買収を担当する男性係長(56)が地権者に便宜を図り、その見返りとして現金を受け取った疑いで福岡県警から事情聴取をうけていることがわかった。
男性係長は、「西鉄天神大牟田線立体交差事業」の用地買収で本来の価格よりも割り増して買収し、その見返りに現金数十万円を受け取ったとされている。同公社は取材に対し、男性係長が15日から有給中のため「詳しくはわからない」としている。
同公社は1957年11月に財団法人として設立された福岡市100%出資の外郭団体。公共用地、公用地等の取得、管理、処分を行なうことを主な事業目的としている。しかし、国を中心に大規模な用地の開発は減少傾向にあり事業は縮小傾向にある。職員は15名在籍しているが全員が福岡市職員からの出向である。
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