スイスの国際人材調査会社ECAインターナショナルが毎年発表している「世界の住みやすい都市ランキング」の調査結果で、北京市が99位とかなり低く評価されていることを、北京市の大手夕刊紙が報じている。
この調査は、空気がきれいで大気汚染が少ない、医療サービスやインフラが整っている、治安や気候が良いなど諸条件の下、住みやすい都市をランキングにしたもので、1位はシンガポールとなっている。アジアで2番目に住みやすい街は、日本の神戸市で、香港が昨年3位の東京を抜いて、3位にランクインしている。
一方で、中国の都市は下位に低迷している。上海市の世界ランキング83位が、中国大陸内では最高位となっていて、北京市は99位。ECAの担当者によると、一般的には、国際的な企業では、都市のランクが高いところに派遣されるスタッフの赴任手当が低くなる傾向があるという。
ECAは毎年、さまざまな都市のランキングのレポートを発表していて、「世界でも最も生活費が高い都市ランキング」に、東京をはじめとした日本の大都市が上位にランクインしている。
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