6日、北九州市は宮崎県石巻市で発生した震災がれきの受け入れに関して、北九州国際会議場(同市小倉北区)でタウンミーティングを開催する。北橋健治市長らが、試験焼却の結果などを説明し、市民と意見交換を行なう予定。
北九州市では、先月23日から25日までのあいだに、震災がれき約80トンの試験焼却を同市の日明(ひあがり)工場と新門司工場で行なった。東日本からの避難者や地元住民が中心となった反対派グループなどからは、放射能や化学物質による汚染の恐れがあると指摘されていたが、31日に専門家などで構成した市の検討会が開かれ、安全であるという判断が下された。
市と反対派グループのあいだでは、これまで何度か話し合いの場が設けられてきたが、いずれも平行線で終わっている。また、北橋市長が自ら対面するのは初めてのことで、行方が注目される。タウンミーティングは6日午後6時30分から開催され、定員は500名。事前の予約などは不要。
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