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また不祥事発覚!今度は保険金着服に保護費返還の書類偽造
行政
2012年6月 8日 19:12

 福岡市では今年に入り、市職員などの飲酒に係る不祥事が相次いでいる。「膿みを出す」と明言した高島宗一郎市長だが、またもや市職員による不祥事が明るみにでた。
 今度は、市民が納めた国民健康保険などに係る保険料の一部の着服と、保護費の返還に係る書類等を偽造し不適切な事務処理を行なったことが表面化した。

<数百万円の着服>
0608_sikanbu.jpg 8日、福岡市東区役所保険年金課係員(現在は農林水産局勤務)として在籍していた30代男性職員が、2008年4月から12年4月の間、市民が納めた国民健康保険および後期高齢者医療保険、数百万円を着服していた疑いが判明した。5月中旬に市民からの相談で発覚。調査後の5月末、この職員に確認したところ、事実を認めているとのこと。着服した金額は数百万円にものぼり、パチンコなどのギャンブルに使ったという。なお同市では告訴する方針。

<保護費返還の書類などの偽造>
 8日、20代の福岡市南区保護課係員(12年4月から外郭団体出向)が、ケースーワーカーとして業務を行なっていた頃保護費返還に係る書類等を偽造。不適切な事務処理を行なっていたことがわかった。
 この職員は10年6月頃、担当する生活保護受給者の収入調査事業の事務処理に滞りがみられるようになった。上司から業務遅滞の指摘を受けていたが、改善ができず、被保護世帯の保護費の返還の処理において、被保険者が記入すべき保護費の返還に係る誓約書および履行延期申請を自分自身で偽造したとしている。11年5月に生活保護受給者の問い合わせで偽造が発覚、保護費の返還金額は約27万円としている。
 発覚から公表までに約1年を要した理由として、市は「返還を含めた業務処理をどうするか迷っていたために長期化した」とコメントしている。

<不祥事が不祥事を呼ぶ?>
 今回の不祥事は「禁酒令」の期間だったにもかかわらず、また発覚してしまった。特に金銭の着服は、公僕としてのモラルの欠如であり、まさに大問題となるだろう。
「申し訳ない」とコウベをたれる市長以下幹部職員だが、もう「またか」と呆れるだけあけでは済まされない。もはや市民の信用は失墜し、地に落ちた。

【道山 憲一】


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