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脱原発・新エネルギー

脱原発、都心で大規模デモ~全国各地から17万人集う
脱原発・新エネルギー
2012年7月17日 10:34

0717_dm.jpg 16日、原発ゼロを目指す「さようなら原発10万人集会」が、東京都渋谷区の代々木公園で行なわれた。音楽家の坂本龍一さん、作家の大江健三郎さんらの呼びかけで、全国各地から約17万人(主催者発表)が参加。この日の東京は最高気温33度を超える猛暑となったが、お年寄りや家族連れの姿も見られた。
 集会では、代々木公園から渋谷、原宿、新宿方面などへ、行進を行なった。「原発反対」「子どもを守ろう」などの掛け声を上げながら。再稼働反対の声を上げる人の波は、2時間ほど途切れることはなかった。

 福島県、宮城県などの被災地からだけでなく、長野県、愛知県など各地からツアーが組まれ、多くの人がバスで乗り込んでいた。
0717_dm3.jpg 福島県伊達市から来た60代の男性は、「福井県の大飯原発の再稼働反対のイベントにも参加した。福島県の状況を見ていると、原発は止めないとだめだと思う。故郷に住めなくなる人がいるのだから。今後も途中でへこたれることなく、へつらうこともなく、原発の稼働に反対する声を上げていきたい」と話した。
 同じく伊達市からバスで乗り込んだ50代の男性は、農業を営んでいたが、風評被害などで規模を縮小せざるを得なかったという。「無農薬で頑張っていたけど、農協に出荷するのはやめて、直売だけで何とかやっている。伊達市はまだ良い方かもしれない。南相馬市の鹿島町では、ほとんどの人が農業をやめてしまった。人は住んでいるのに、田んぼでは何も作られていない。そんな状況です」と福島原発事故による農業への打撃の深刻さを語った。

0717_dm2.jpg 震災後1年4カ月が経った今も、福島の子どもたちにとって、完全なる復興はまだ遠い。福島市から参加した50代の女性は、「子どもたちは外に出られずに外で遊べない。それだけでも、体の成長に影響が出るのは免れないと思う。それに加えて、全身に被曝の影響が出てくるのではないかと心配しています」と、福島の子どもたちの切実さを語った。

 代々木公園で17万人が上げた「原発をやめよう」「再稼働反対」の声は、風に乗り、10キロ先まで届いた。多くの人の上げた声は、政府に届くのか。

【岩下 昌弘】


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