JAF九州本部(有田 耕一本部長)では、燃料の給油間違いによる救援依頼について5月1日から6月30日までの間に調査を実施したころ、福岡が5年連続で全国最多となったと発表した。
調査期間中に全国では256件、九州・沖縄では51件の給油間違いによる救援依頼が発生。九州内各県別では福岡県24件、熊本7件、沖縄6件、佐賀4件、長崎・鹿児島・宮崎各3件、大分1件となった。
このうち、九州管内51件の誤給油の内訳は、給油方式別ではセルフ式のガソリンスタンドで45件、有人のガソリンスタンドで5件、自宅での給油が1件救援を実施。燃料種別では「ガソリン車に軽油を給油」が34件、「ディーゼル車にガソリンを給油」が15件、「ディーゼル車に灯油を給油」が1件、他いずれか不明が1件となっている。
また、全国最多となった福岡の発生件数については、前回調査時の42件より減少したものの、5年連続で最多となる結果で、24件全てがセルフ式スタンドで発生したものだった。
誤給油の主な理由は「いつも乗る車と同じ燃料を入れてしまった」などの勘違い、確認不足や「急いでいた」「軽自動車は軽油と思い込んでいた」など、さまざまなものだった。
この調査結果を受けてJAF九州本部では、以下のことに注意するようドライバーに呼びかけている。
●給油ノズルはレギュラーガソリンが赤、ハイオクガソリンは黄色、軽油は緑色
●マイカーではないクルマや初めて乗るクルマに給油する際は、給油口の表示や車検証、取扱説明書で燃料の種類を確認し、慎重に給油する
●誤給油に気づいたら、エンジンをかけない
※記事へのご意見はこちら