８日、福岡市中央区のホテルニューオータニ博多で福岡県日韓親善協会の懇親会が開催された。会には会員企業の経営者らをはじめとした約170名が集い、盛大に行なわれた。
　会の冒頭、同協会の会長でＪＲ九州の田中浩二相談役が「一昨年に日韓両国の交流が500万人を超えました。そのうち日本人が韓国に訪れるのは328万人です。当協会では６月に、現在、麗水市で行われている麗水（よす）万博に派遣団を派遣しました。今後、当協会は日韓の友好規模の拡大に取り組んでいきたいと思います」などとあいさつした。

　次に、駐福岡韓国領事館の趙廷元（チョ・ジョンウォン）総領事が、「７月にスターフライヤー北九州―韓国・釜山便が就航しました。現在、九州と韓国を結ぶ交通は１週間で航空便が141、その他の旅客で約76もあり、行き来がとても便利な時代となりました。８月12日に閉会を迎える麗水万博は当初の目標だった800万人をなんとか達成できそうだとも聞いてます。当万博が成功裏に行なわれるよう直行便を開設するなどのご支援を下さいましたすべての関係者の方々にこの場を借りてお礼を申し上げたい」と感謝の意を述べた。そして、ロンドンオリンピックで銅メダルをかけて行なわれるサッカーの３位決定戦で、日本と韓国の善戦を祈願して話を締めくくった。
　その後、日韓親善協会中央会の熊澤二郎氏、福岡県副知事の海老井悦子氏が登壇。この度、副会長を退任し感謝状が贈られたキム・シンプ氏により乾杯のあいさつがなされ、懇親会が始まった。

　会の中締めのあいさつでは同協会副会長のムライケミカルパック（株）・村井正隆社長が「福岡と釜山は姉妹都市関係にあります。我々が交流を深めていけば両国の関係も深まっていくので、今後もより一層、交流を深めていきましょう」と述べた。

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