かつてゴム産業とともに栄えてきた町・久留米市。市内にはブリヂストンやアサヒコーポレーション、月星化成などの大きなゴム工場を擁し、その労働者たちに好んで食べられていたのが「焼きとり」だった。なお、久留米で食べられている焼きとりは、名称こそ焼き"とり"ではあるものの、実際には「鶏」はもちろんのこと、「豚」から「牛」、「馬」、「魚介類」、「野菜」のほか、ダルム(主に豚の腸)やセンポコ(主に牛の大動脈)などの内臓系も充実しており、その種類が非常に豊富なのが特徴。2003年には「人口1万人あたりの焼きとり店の数が全国で一番多いまち」として「焼きとり日本一」を宣言するなど、焼きとりは久留米市民の"ソウルフード"として根付いている。
そんな「焼きとり店密集地・久留米」をPRしようと開催されてきたイベント「焼きとり日本一フェスタ」が、今年は9月8日(土)、9日(日)の日程で開催される。今年は記念すべき第10回目の開催として、「世界をめざす日本一の焼きとりフェスタ~九州串刺し・焼きとり大集合!2日間で7万本の焼きとりを食べ尽くす!~」をテーマとして掲げている。当日には九州各県から焼きとりの名店が集結するほか、さまざまなステージイベントが予定されている。さらに、10周年記念の特別イベントとして「久留米焼きとりゆるキャラ」が初お目見えしたり、「焼きとりホットドック」の限定販売なども行なわれる。
同イベントが開催される9月上旬といえば、まだまだ残暑が厳しい時期。その暑さを乗り切るためにも、焼きとりをほおばってスタミナをつけてみてはいかが。
■第10回久留米焼きとり日本一フェスタ
<日 時>
9月8日(土) 正午~午後7時
9月9日(日) 正午~午後6時
<場 所>
久留米六角堂広場
(福岡県久留米市六ツ門町9-1)
<お問い合せ先>
一般社団法人久留米焼きとり文化振興会 事務局
TEL:0942-38-1811
※記事へのご意見はこちら