新オーナー大川氏は、凄い資金力を持っていたのだ。弊社は、当初から「13、14億円くらいの調達はできる傑物」と評価していた。その底力は、前回立証した。
20日に1回目の不渡りが出た際に、「8月末にデューデリをする。買い手は2、3社ある」と情報が流れた。買い手の2、3社とは、I社、T社を指すのだろう。以前、さとうベネックに触手を伸ばしていた企業である。
オーナー大川氏としても、もう煩わしくなったのであろうか。「買い手があるよ」という情報を流して信用回復を図ろうとしたのか、その真相は定かでないが、デューデリとなれば前提として法的申請による財産の保全があってこそ活きてくる。
話題に上ったT社に問い合わせた。「今さらジロー!!不渡りになった会社を買ってどうするの?もうゼネコンにはまったく興味はないがーー」。これは率直なご意見だ。不渡りを出したゼネコンは誰も欲しくない。さぁ、さとうベネックはどう展開していくのだろうか?
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