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中国企業、世界最高水準の太陽光パネルで福岡進出
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2012年11月 9日 10:55

<ドイツ研究所で8カ月連続総合2位の出力>
1109_son.jpg 日進月歩の太陽光パネル業界にあって「ZNSHINE SOLAR」(中国江蘇省)はドイツフォトン研究所の出力テストで8カ月総合2位(単結晶部門1位)を続けている。同社はアメリカ・ヨーロッパ・アジアを主な販売先にしているが、この8月に日本に正信ソーラージャパン(株)(福岡市博多区)を設立。国内企業2社との共同出資による日本市場での販売を開始した。注目度が高いのはさまざまな認証を取得していることに加え、充実した保証制度などを有しているからだ。すでに多くの事業体や消費者から問い合わせを受けている。

 優れた出力以外にも特徴が多いが、なかでも特筆すべきは「PIDテスト」をクリアしていることだ。太陽光先進地域とも言えるヨーロッパでは、普及取り組みが早かった分いくつかの課題も浮き彫りとなっている。近年特に問題となっているのが「PID現象」という出力低下現象だ。高温多湿のエリアで高電圧を使用すると、電流漏れが生じ出力を落としてしまうという。日本は梅雨を抱えるだけに特にその影響が懸念されるところだ。

rank_s.jpg ヨーロッパ最大の研究機関が今年6月に公表した世界市場の主要13社のPID現象の試験結果によれば、出力低下が起きなかったのは日本の京セラ、シャープを含む4社のみだったとされる。「ZNSHINE SOLAR」は自社製品の実状を測るため、今年10月にフォトン研究所に「PIDテスト」を依頼した。その結果、電力損失は1%未満という、同研究所において「最高のパフォーマンスのひとつ」をたたき出した。

<高温多湿、塩害テストもクリア>
 もうひとつ、日本の地理的条件で懸念されるのが塩害だ。現状ではヨーロッパでもPID現象ほど顕在化していないが、影響がわかり始めているとされ、今後検証が進むと見られる。正信ソーラージャパンによれば、ストレステストは「現状では世界でも数社しかクリアしていない」という。同社は塩害地域に居住する消費者にも高品質の製品を提供すべく、ストレステストを検査機関に依頼し見事合格の証明書を受領した。新製品はレアアース「ガリウム」をシリコンに添加。これが長期に渡る高出力維持の要因となっており、品質は日増しに向上している。

 保証にも万全の体制が敷かれており、メーカー保証に加えチューリッヒ保険会社(スイス)にも依頼。双方10年間のダブル保証となっている。出力保証は10年間で92%、25年間25%を実現。加えて一般的に保証対象となりにくい施工費用もこの比率を下回った場合は修理・取替えまで同社が無償で行なう体制を敷いている。

 工場と製造ラインはISO9001 、同14001、同18001の認証を取得。また、SGSカーボンフットプリントを取得してCO2削減に強い意欲を見せる。さらに特定有害物質の使用制限であるRoHSの認証も取得。品質管理においてはTUV、IEC、ULといった国際基準をいずれもクリアしている。
 
 日本国内では海外製品を懸念する声もあがっているが、正信ソーラーは品質にこだわる日本の消費者こそ最適な顧客に成り得ると考えている。

<COMPANY INFORMATION>
■正信ソーラージャパン(株)
代 表:蘇 慶
所在地:福岡市博多区博多駅前3-10-24
TEL:092-473-0568
FAX:092-473-0569
URL:http://www.znshine-solar.com/


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