NEC(本社:東京都港区、遠藤信博社長)およびNECフィールディング(株)(本社:東京都港区、伊藤行雄社長)は、九州地域におけるサービス事業の強化を目的にNEC九州データセンター(以下「NEC九州DC」)を福岡市内に開設する。サービス開始は2013年3月。
NEC九州DCは、災害リスクの低い立地で、大地震でも大きな損傷なく運営継続が可能となっており、サーバルームは2次元床免震構造を採用。停電時には無給油で72時間給電可能な自家発電設備を設置するほか、スポットネットワーク受電方式(※注)の採用や無停電電源装置など、冗長化された電源設備を設置する。セキュリティ面ではICカードや生体認証による厳重な入退出管理を実現した最新鋭のデータセンターとしている。
NECは、ネットワーク接続にNECの強みであるネットワーク制御技術(OpenFlow をベースとしたプログラマブルフロー)を用い、DC内ネットワークの統合管理を行なうことで万一の障害にも迅速に対応ができ、高品質な運用サービスを実現するとしている。
また、NECグループのSEとNECフィールディングのCE(Customer Engineer:保守要員)が駐在し、連携することによる総合的なサポートを提供するとしている。
NECでは、「We Love Kyusyu!」をキャッチフレーズに、九州に密着した事業を今後も展開していくとしている。
※注
常時複数回線の特別高圧配電線から受電し、各回線を連係した方式で、1回線が停止しても、他の正常な回線より無停電で受電を継続することができる方式。
■NEC九州DCの主な仕様(計画)
耐 震:新建築基準法準拠、2次元床免震装置
耐 水:ハザードマップ対象外
電源設備:スポットネットワーク受電、自家発電機、UPS(冗長構成)
空調設備:高効率空冷電算用床吹エアコン(冗長構成)
セキュリティ:24時間有人監視、ICカード、生体認証、監視カメラ など
通信キャリア:キャリアフリー、複数系統の引込経路
火災対策:超高感度煙検知器、窒素ガス消火設備
公的認証等:プライバシーマーク、ISO27001 取得予定
付帯設備:会議室、プロジェクト室、駐車場
▼関連リンク
⇒NEC(Japan)
⇒NECフィールディング
※記事へのご意見はこちら