自民党公認候補が不在のまま選挙戦に突入しそうな衆院福岡6区の情勢をめぐり、怪情報が広がった。
同区では、ともに前職の民主党・古賀一成氏(65)と鳩山邦夫氏(64)の一騎打ちが予想されていた。そこに割って入ったのが自民公認を求め突如立候補表明した県議の江口善明氏(38)。復党願いを提出した後、1年もたな晒しにされた鳩山氏に対し、古賀誠元幹事長や麻生太郎元首相が嫌がらせをしていると見られていた。
地元の自民党組織や公明は、すでに鳩山支援で動いていたため、「鳩山優位」とする見方が大半だったが、数日前から自民党の調査結果といわれる数字が出回りだした。
驚くべきはその内容で、鳩山・古賀の両人をおさえ、江口氏が優勢になっているのだという。
訝しがるマスコミ関係者をよそに調査結果だけが広がる状況に、陰謀説も囁かれる。
「古賀さんか麻生が流させた情報だろう。鳩山支援で動く自民党関係者を揺さぶってみせているんじゃないか」(同区自民党関係者)。
たしかに、NET-IB取材班の情勢分析とはまったく違う数字ではある。
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