消費者庁は27日、シャープ(株)に対し、同社のイオン発生装置「プラズマクラスター」を搭載した掃除機について広告で表示した性能がなく、景品表示法違反にあたるとして、再発防止策などを求める措置命令を出した。
消費者庁によると、シャープは「プラズマクラスター」と称する同社製の掃除機についてイオンによってダニ由来のアレルギー物質を分解除去するなどと、カタログやウェブサイトでうたっていたが、同庁が専門機関に調査を依頼した結果、表示された効果を確認できず、過大に表示されていたことがわかった。対象となった表示は、2010年10月頃~今年4月頃に掲載されていたもの。
シャープ広報室は取材に対し「措置命令の書面をいただいた。内容を確認しているところ」とコメントした。
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