民主党福岡県連は3日、福岡市中央区で「櫂光の交歓会」(政治資金パーティー)を開催した。民主党の福岡県議および市町村議が顔をそろえたものの、衆院選の公示前日ということもあり、衆院議員候補のうち半数が公開討論会などで欠席した。
同会には、11月末に引退表明した藤井裕久最高顧問がゲストに招かれて講演を行ない、自民党が経済成長のために行なう金融緩和を「インフレを招く」「最大の問題は需給バランスの崩れ。需要を作らないといけない」などと批判。「金融を全然勉強していない」と切り捨てた。
その後、あいさつに立った県連幹事長・吉村敏男福岡県議は「感動の政権交代の後3年3カ月、たしかに政権運営が不慣れなこともあって、我々はかつてない厳しい試練・困難のなかにある」とスピーチ。最後に「我々が目指している方向、作ろうとしている政策は間違っていない」「この困難を我々自身が強くなる過程としたい」などとして、集まった1,000人ほどの参加者に支持を呼びかけた。
4日公示の衆院選では、民主党政権への審判も下される。政権交代時から支持率が急落し低迷が続くなかで迎える今回の選挙。残った支持者をつなぎとめ、さらに支持をひろげていけるかどうか、まさに正念場だ。
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