伊藤祐一郎鹿児島県知事のリコール(解職請求)の署名活動が8日、始まった。同日、県選挙管理委員会が、堂園晴彦さん(市民団体「県知事リコール組ネバーギブアップ」代表)ら解職請求代表人に証明書を交付し、県公報に告示された。堂園さんらは同日、さっそく鹿児島市の中心部・天文館の街頭で署名を集めた。
解職の賛否を問う住民投票を本請求するには、県内有権者の3分の1(約28万人)の有効署名が必要。署名期間は12月8日までの2カ月間。代表者と受任者しか署名を集めることができないため、堂園さんらは受任者を募集している。詳しくは、「県知事リコール組ネバーギブアップ」まで。
一方、鹿児島県は8日、上海派遣研修、総合体育館建設、薩摩川内市の産業廃棄物管理型最終処分場など県民の反対が強い施策について、ホームページで「最近話題の県政施策(解職請求関連)について説明します」と題したページを作成する異例の対応。反論に躍起になっている。
福岡市のニュースサイトHUNTERは9日、「50年で2例目 鹿児島で知事へのリコール署名始まる―問われる独裁県政の是非」との記事を掲載。伊藤知事リコールで問われるものをあらためて論じている。
▼関連リンク
・「県知事リコール組ネバーギブアップ」
・最近話題の県政施策(解職請求関連)について説明します(鹿児島県HP)
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