九州で定額制高速乗合バスを展開する(株)YOKARO(長崎県平戸市、新田靖浩代表)は、1月8日までに私的整理による経営再建を目指す方針であることがわかった。今後、金融機関などとの協議、株主総会などを経て決定する見込みで、運行は継続する。
同社は、2009年より平戸市と福岡市を結ぶ会員制高速バスの運行を開始。その後、ルートの拡大を進めていたが、2013年8月の道路運送法の適用変更により、これまで貸切バスとして運行していた会員制高速バスが廃止。同社においても、高速乗合バスの許認可を受けるため、停留所・営業所を新たに設置。費用負担増などに対応するため、投資会社の日本再生トラスト(同)(東京都港区、新田靖浩代表社員)がYOKAROの第三者割当増資を引き受け、資本参加していた。
しかし、過去の事業による負債などによって経営は圧迫。その後、新社長に就任した新田靖浩氏が、経営再建に向けた舵取りを行なう運びとなっていた。
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