2024年11月22日( 金 )

続・ド派手なセレブ生活は続くのか~ストーンマーケット

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 天然石アクセサリー販売で急成長を遂げた(株)ストーンマーケット(本社:福岡市中央区、中村泰二郎社長)。中村社長のド派手なセレブ生活は有名だが、徐々に業績に陰りが見え始めてきたことは過去に報じた通りである。そのストーンマーケットの2015年3月期決算が判明した。

縮小する天然石アクセサリー業界

stone_market 15年3月期の売上高は対前期比で3億円余りの減収となり、70億円を割り込む結果となった。売上高が70億円を割り込むのは、2010年以来である。営業利益は8,000万円を確保しわずかながら増益。経常利益、当期利益も前年とほぼ同水準である。売上高は3期連続の減少、利益は減益傾向に歯止めがかった格好だ。営業外収益により経常利益が嵩上げされているのも前年同様である。有利子負債は2億円余り増加し、35億円を再び超えた。販売の鈍化を表すように棚卸資産は、売上高に反比例して増加している。

 天然石アクセサリー業界は、すでに縮小傾向に入ったと言われている。ストーンマーケットと同業者のアナヒータストーンズが、業界の覇権を争ってきたが、業界としては3~4年に飽和状態となり下降線を辿り始めたようだ。ストーンマーケットは今後、不採算店舗の整理など、経営合理化をさらに進めていかざるを得ないだろう。中村社長と専務である妻との主導権争いの噂も聞かれるなど、役員間の不協和音も囁かれている。優良企業の面影も、すでに失われつつあるようだ。

【特別取材班】

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(連載・7)

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