ビジネスチャンス掴んだ「アンコール・クッキー」~カンボジア視察ツアー(番外編・前)
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経営は日本流、原材料は地元調達
あるクッキーがカンボジア土産の定番になっている。噂には聞いていたが、ツアースケジュールに余裕がなく、訪問予定はなかった。しかしアンコールワット遺跡群を観光し、シェムリアップ中心部のホテルへ戻る途中に、休憩地点として立ち寄ったのがそのクッキーショップだった。
「お土産に・・・アンコール・クッキー」という日本語がツアーの一団を迎え入れてくれた。日本人が経営しているとあって、どのような店作り、内容なのか気になりつつも、遺跡群をひたすら歩き回った筆者は入り口のカウンターの生ビールに惹かれてしまった。冷えたビールでのどを潤し、いざ店内へ入った。店内は清潔感があり、現地の露店のように商品が所狭しと並んでいる様子はない。商品を選びやすい、団体客を受け入れてもパンクしない造りだった。売れ筋商品はなんといっても、アンコール・クッキーだ。フレーバーも数種類も開発されており、試食しながら年配向けや子供向けにもウケがよさそうな商品を選ぶことができる。クッキー以外にもお茶やTシャツ、小物までそろっている。ここですべてのお土産がそろうといっても過言ではない。
「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」店員の元気な日本語のあいさつ、そしてドアの開閉にまで気を配るホスピタリティは日本仕込み。これは他の店にはないものである。一団は気持ちのよい買い物を終え、各々気に入ったクッキーを手に提げて、店を出てきた。「シェムリアップにこんな店があるなんて」一様に驚いた様子だった。帰り際、日本人観光客を乗せた別のツアーバスがやってきた。日本流経営が旅行会社からも信頼を得ているのだろう。
(つづく)
【東城 洋平】▼関連リンク
・マダムサチコ・アンコールクッキー<COMPANY INFORMATION>
MADAM SACHIKO ANGKOR COOKIES
設 立:2004年4月
代 表:小島 幸子
事業内容:お土産販売、飲食店経営、カンボジア食材卸売
本社所在地:On the main road to Angkor Wat, in front of Sofitel Hotel,
Siem Reap, Kingdom of CAMBODIA
TEL:(855)-(0)63-964-770/FAX:(855)-(0)63-965-975)関連記事
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