2024年12月23日( 月 )

城ガールが巡る日本の名城~現存最古の国宝天守・犬山城(後)

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初・犬山の思い出

maturi 2013年の10月27日、私は初めて犬山を訪れた。この時は名古屋城⇒犬山城の2城を巡る2泊3日の旅で、名古屋城の派手さに驚きつつ、初めて見る名古屋おもてなし武将隊の眩しさに戸惑いつつ、圧倒の嵐から逃げるように犬山城を目指した。

 この時、犬山城では「犬山城戦国武将物語」が開催されていた。犬山城前広場で、甲冑を身に付け、武将に扮した人々による演武、鉄砲隊による火縄銃演武、小牧・長久手の合戦の再現など、かなり富んだ内容に、当初2時間滞在の予定があまりの面白さに最後まで堪能。気づけば4時間が経過していた。

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 全ての演武終了後、武将達に続く形で犬山城を登る。天守とご対面!と目を向けた先には、修繕工事のため一部が覆われた犬山城が佇んでいた。修繕は仕方のないこと、未来に残すために必要なこと、頭ではわかっていたものの、非常に残念だった。この時私は脳内の再訪したい城リストに犬山城を追加した。同様の理由で、愛媛・宇和島城もリストに入っている。

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犬山城 漆喰・高欄等の修理工事

宇和島城の思い出<

宇和島城の思い出

 数々の演武、そして気さくな武将方と犬山天守前で話をするという、とても濃い半日を犬山で過ごすことができた。そして、今回再訪が叶い、美しい犬山城を観れたことに心から満足した。今度は平日の開場直後を狙い、人気(ひとけ)の無い犬山城を堪能することを誓い、次の城を目指した。

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(了)
【城野 円】

 
(中)
(岐阜城編)

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