日本でも活躍した韓国人現役投手、賭博容疑
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韓国ソウル検察は11月24日、プロ野球・三星ライオンズの林昌勇(イム・チャンヨン)投手を不法賭博容疑で召喚し、尋問を行った。イム投手は、WBCの韓国代表としても活躍、日本のヤクルト、アメリカ・カブスでプレーした後、韓国に帰国し現役を続行していた。
検察の調べでは、イム投手は2014年にマカオのカジノで数億ウォン(数千万円)を超える賭博をし、イム投手自身は、4,000万ウォン(約400万円)の賭博容疑を認めているという。しかし、複数の証人や聞き込みの結果、金額が食い違い、イム投手の供述の信憑性が低いとみて、さらに追求する構えを見せている。
韓国人事情通は、「イム投手は第2回WBCの準優勝の立役者で、メジャーでもプレーするなど、韓国人にとってみれば『誇らしい存在』だった。カジノ賭博は誰に迷惑をかけているわけではないが、やはり国民は、衝撃を持って受け止めている。今回の『プレミア12』にも加わるはずの戦力だったので、さらにショックは大きい」と話している。
韓国検察は今春から、東南アジア各国での賭博事件を連綿と捜査しており、その中から暴力団関係者やブローカー、企業役員など約30人を起訴している。海外からの入金を執拗にチェックするなどして、イム選手の容疑に関連づけた。また、検察は同チームの別の選手に関しても、海外賭博情報を入手。現在、捜査を進めており、芋づる式に選手が尋問を受ける可能性が出てきた。【杉本 尚丈】
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