あまりにも甘い甘利大臣

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甘利明大臣
（首相官邸プロフィールより）

　信じられない甘利明大臣の脇の甘さである。顔つきは威厳に溢れており、自民党の天下を獲れる（自民党総裁・首相のポスト）風貌をしている。事実、1949年８月生まれの66歳、神奈川県出身の甘利大臣は、代議士を11期務め、自民党内では政務調査会長、内閣では経済産業大臣、労働大臣を歴任。現在は、内閣府特命担当（経済財政担当）大臣に就任している。この実績から見ても、安倍政権を引き継ぐ資格のある大物政治家である。

　そこで降って湧いたのが、あまりにも甘い甘い政治献金疑惑なのだ。相手は、千葉県にある薩摩興業という会社である。同社は建築型枠業者で、業績は下記の通りである。会社データでは、1973年９月の設立、資本金1,000万円、代表者・寺床博好氏、従業員５名となっている。そして驚くことに、この会社は2015年３月期において、3,363万円の債務超過を抱えている。年商３億7,745万円で債務超過の会社からの政治献金活動の画策に、甘い甘利大臣は、何の疑問も持たなかったのであろうか！！

　なお、薩摩興業に対して弊社が電話取材を行ったところ、電話応対者からは「何もわかりません」というコメントが返ってきた。