被災地へダンスでエールを!~「Legend Tokyo」南日本提携大会ADWC開催
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日本屈指のコレオグラファーダンスコンテスト「Legend Tokyo」の地区予選大会にあたる南日本提携大会の「ASIA DANCE WORKS COMPETITION 2016」(ADWC)が4月25日、福岡市内で開催された。コレオグラファーとは、ダンスの振付師のこと。九州・山口から6つのダンスチームが集まり、各々個性豊かな振り付けを施したダンスを披露した。
ADWCは2015年に、エントリーサービスプロモーション(株)(本社:福岡市中央区、新井洋子代表)が「Legend Tokyo」本部から開催委託され、九州で初めて開催したもの。今年は、(株)愛しとーと(本社:佐賀県唐津市、岩本 初恵代表)の協賛を得ての開催となった。
一度は熊本・大分に大きな被害をおよぼした熊本地震の被災者を慮り、開催を見送る声も上がった。だが、「こんな時だからこそ、ダンスで元気を被災地に届けたい」という多くの支援者の熱いエールを受け、開催する運びとなった。今回、優勝の栄冠に輝いたのは、山口県のコレオグラファーYu‐Kiさん(所属チーム すきにっか)による作品「ワッショイワッショイプール開き」。人間の生きる力を強く印象付ける演出は、観客の心に勇気と希望と元気を与えた。Yu‐Kiさんは「観ている人たちが楽しく、自分たちも楽しく踊ることができた」と、ダンスですべてを表現しつくした心境を語った。そして満面の笑顔を見せた後、次に控える本大会に向けて気持ちを引き締めたかのように、真剣な表情を見せた。
また、惜しくも優勝は逃したものの、『愛しとーと賞』を受賞したのは、被災地である熊本県から参加したコレオグラファーMIHOさん。作品「在‐arikata」(所属チームGlanz)について、「突然の大地震に見舞われ、生きていてよかったという思いや、こんな時だからこそ踊ってがんばって生きていこうという思いが交錯した。そんな己の在り方を問いかける思いが、偶然にも作品タイトルに込めたテーマと合致したという気持ちだ」と、自身の胸のうちを語った。なお、受賞チームは以下の通り。(コレオグラファー名(所属チーム)/作品タイトル)
【優 勝】
Yu‐Ki(すきにっか)/「ワッショイワッショイプール開き」【愛しとーと賞】
MIHO(Glanz)/「在‐arikata」【オーディエンス賞】
Yukko(female 1000w)/「“QUEEN UNION 那珂川”JUNIOR HIGH SCHOOL!!」関連記事
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