下関ゴルフ倶楽部~波乱の定時総会を再現(7)
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この記事を編集していた5月13日(金)、山口FGの福田浩一社長が退任して代表権のない取締役会長となり、新社長には吉村猛常務が昇格することが発表された。しかし、下関ゴルフ倶楽部の福田浩一理事長は、「半額プレー」で裁判中でもあり、当面交代は難しいようだ。
さて、本題に戻ることにしたい。下関ゴルフ倶楽部から提案のあった第1号議案の「貸借対照表及び損益計算書案」は、賛成多数で可決承認されたが、「下関ゴルフ倶楽部を愛する会」側が提出した委任状22口、議決権行使書11口、弁護士2名分、計35名分については、倶楽部側は直接届かなかったことを理由に無効としたのだ。同様に、第2行議案である「理事選任の件」も、倶楽部側が提案した15名の理事候補案が承認された。
下表の通り、獲得票が一番多かったのは新任候補者の國信卓己氏の609票。再任候補者では、下関ゴルフ倶楽部の創業者中部利三郎氏の孫にあたる、直系の中部哲二副理事長(林兼産業(株)専務)が、606票を集めてトップだった。副理事長でありながら、「半額プレーではなく、正規の会員プレイ費を払っていることが、好感されているからだ」といわれる。
一方「半額プレー」で訴えられている福田理事長と梅﨑キャプテンはともに595票。また福田理事長に、「審議を進行」と助け舟を出した新任候補の中村高志氏は、592票しか集まらず、最下位にとどまっているのが目を引く。文中に登場する主要な人物は下記の通りです。
◆「下関ゴルフ倶楽部」側の発言者
福田=福田浩一理事長(山口FG社長兼山口銀行頭取)
前田=前田昌宏支配人(山口銀行より出向中)
沖田=沖田哲義顧問弁護士兼幹事(沖田法律事務所所長)◆「下関ゴルフ倶楽部を愛する会」側の発言者
住=住興信世話人
藤井=藤井章郎氏((株)栄伸社長)・会の有力支援者
今村=今村俊一弁護士(会の代理人弁護士)
板渕=板渕力弁護士(会の代理人弁護士)(つづく)
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