カインズ鶴ヶ島店訪問記~新しい発見の連続(前)
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「カインズ福岡新宮店」が3月3日にグランドオープンし、早くも3カ月が経過した。オープン時の店内は混乱状態ともいえるほどの賑わいぶりだった。現在は少し落ち着きを見せてきたとはいえ、依然として来店客は多く、他のホームセンターの脅威となっている。
埼玉県本庄市に本社を置く(株)カインズは現在、関東地方を中心に200店舗展開している。福岡新宮店は九州エリア初出店で、地場のホームセンターにはなかった取り組みで福岡エリアの消費者のハートを鷲づかみにした。カインズはなぜ、そこまで話題となり、集客力があるのか?その秘密を探るべく、同社が本格的に店舗展開を行う関東地区、旗艦店のある埼玉県鶴ヶ島市の「カインズ鶴ヶ島店」を訪ねた。
まず、鶴ヶ島店の立地について説明しよう。アクセスは電車の場合、東武東上線「若菜」駅からコミュニティバスを利用して行くことができる。バスは住宅街、団地をくぐり抜けて「カインズホーム前」に停車する。店の前に停留所があるのはとても便利だ。それだけ地域に密着している施設であるということがわかる。次に店舗について。同店は昨年4月にリニューアルオープンした。敷地面積は5万4,701m2、売場面積1万6,505m2だ。福岡新宮店は敷地面積2万4,422m2、売場面積8,302m2なので、鶴ヶ島店は福岡新宮店のおよそ2倍の広さとなる。
店内は福岡新宮店のものと比べて2倍以上はあると思われる「カインズ工房」があった。3Dプリンターやレーザーカッターといった最新のデジタル工具機器が導入されている。店内の片隅には鯛焼き屋、うどん屋、海鮮どんぶり、ハンバーガー、サンドウィッチ店など複数のテナントが集まるフードコートがあり、椅子テーブルなどの飲食スペースも設けられていた。カフェスペースの「カフェ・ブリッコ」はフードコートとは別の所にあった。福岡新宮店にはカフェとリンガーハットが入居し、従来のホームセンターにはない施設だと報じていたが、鶴ヶ島店は想像を超えていた。
(つづく)
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