八幡西区役所跡地開発で地域活性化目指す(6)
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(株)サンキュードラッグ 代表取締役社長兼CEO 平野 健二 氏
大英産業(株) 代表取締役社長 大園 信 氏街づくりに貢献したい
――そうやって一歩一歩、歩みを進めていくのですね。
大園 そういうプロジェクトになると思います。お客さまからの問い合わせも多いことが、注目の高さを裏付けています。社員にも、区役所の跡地はこういうコンセプトでやるということを伝えるとテンションが上がりました。私たちは住まいをお届けしているのではない、幸せをお届けしているのだと言ってきましたが、それを具体的なかたちとして見せられるプロジェクトになっていると思います。
プロポーザルで落札させていただいたという嬉しさ、審査員の方から熱意があったとおっしゃっていただけたことも嬉しかったですね。大英産業が街を良くしたいという、街に対する思いが伝わったと言っていただけました。やはり地元の企業で住まいを通じて、もしくは医療やサポートを通じてやりたいこと、幸せをつくっていくということが大切だと改めて感じました。良いパートナーと巡り合えたことを感謝しています。医療と生活に対する視点はとても勉強になりました。我が社のプロジェクトとしても、新たな一歩を刻むことになるものだと思っています。
平野 私どもも、理解いただいている方と仕事ができるのは嬉しいですね。まだまだ決めなくてはならないことがたくさんあります。
どこまでやるのか、スモールスタートでやるのか、大々的な実験をするのか、そういうこともこれから決めなくてはなりませんが、可能性を考えるとわくわくします。――住と医が同じスペースにあるということは色んな提案が考えられる。
平野 うちはネットワークで店舗展開することを大事にしています。各店舗で薬や健康のデータを共有することができますから、市内のどこにいても安心安全健康が守られる仕組みにしていきたいと考えています。今回のプロジェクトは、そのための重要な拠点が1つ増える、という位置づけです。今回のマンションに入居してもらう方は、施設内医療機関や薬局を利用していただけると思いますから、どこよりも安心・安全・健康ですよと言い切ることができます。
――八幡西区役所跡地開発が黒崎の発展に寄与することは間違いないと思います。プロジェクトの完成、楽しみにしております。本日は貴重なお話をいただき、ありがとうございました。
(了)
【司会・編集/柳 茂嘉】<プロフィール>
大園 信(おおぞの・まこと)
大英産業(株)代表取締役社長。1949年、大分県宇佐市生まれ。専修大学商学部卒業。73年に常務取締役就任、77年に副社長就任を経て2001年に代表取締役社長に就任。住まいのニーズを満たすことを通じて地域の人々とともに成長していける企業を目指す。趣味はゴルフ。<プロフィール>
平野 健二(ひらの・けんじ)
(株)サンキュードラッグ代表取締役社長。1959年、北九州市門司区生まれ。一橋大学商学部経営学科卒業後、サンフランシスコ州立大学経営大学院でMBAを取得し、大手製薬メーカーに就職。86年にサンキュードラッグに入社、2003年に代表取締役社長に就任。趣味はゴルフ。法人名
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