2024年11月22日( 金 )

「つくる」から「見せる」まで映像主軸に地域から世界へ発信(後)

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大洋グループ

老舗然とせず新規事業を次々と投入

sagemon 新人の育成に力を入れる同社では、今年4月から初の女性営業が新卒で入社。「若者から高齢者まで楽しめる空間づくり」をテーマに掲げる大洋のハッピーライフ事業部への配属となった。大洋では、デジタルサイネージをシステム開発から設置までワンストップで手がけるほか、VOD(ビデオ・オンデマンド)等の映像配信業務を主力としており、その強みを活かし、病院やクリニックにおいて長い時間を要する人工透析中にVODを視聴できるサービスに着手。注目を集めている。

 さらに、15年10月に設立されたリズミカルでは、佐賀市内においてカラオケボックスを運営し、カラオケとしてのサービスはもちろん、プラスアルファのコンテンツを提供すべく店舗内を大幅に改装。高齢者向けの介護予防教室を開催するなど、地域に役立つ事業にも着手した。岡部社長は、「生活者向けのサービスは反応がすぐにわかるので楽しい半面、厳しい面もある。これまで培ってきたイベントや映像のノウハウの実証実験を行っていきたい」と、新規事業にも意気込みを見せる。

 15年には創業から45周年を迎えた大洋グループ。積極的に若手の登用や新規事業開発を進める、老舗企業ながらベンチャースピリッツ溢れる同社の展開から目が離せない。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:岡部 知寛
所在地:福岡市中央区清川2-12-6
TEL:092-524-5165
URL:http://www.taiyogroup.co.jp

<プロフィール>
okabe岡部 知寛
1976年10月生まれ。福岡市出身。2003年4月電通九州入社。08年11月大洋グループに取締役室長として入社。11年12月大洋グループ代表に就いた。九州経済フォーラム常務理事、九州インターンシップ推進協議会理事などを務める。趣味は映画鑑賞。

 
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