2024年12月22日( 日 )

次世代に継がれる徹底的な顧客・現場主義(後)

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林田事務所

会計コンサル強化で地域の底上げへ

jimusyo 決算書類の作成を記帳代行に頼っている企業に対しては、会社の状況をリアルタイムで把握するためTKCの会計システム利用を推奨している。これは、「毎日の取引を自身で記帳し、常に自社の業績を把握することが強い財務体質の会社づくりにつながる」(俊貴氏)との考えからだ。さらに、毎月の訪問で記帳指導や契約書・領収書・請求書などの保管・管理方法から決算書の読み方の指導もあわせて行うという。自社の業績を常に把握することで財務戦略を描き、あわせて実現可能性の高い成長戦略を描くことができるように支援している。

 林田俊一氏が築いていきた34年の歴史を誇る林田事務所と子息の俊貴氏が開業した林田俊貴事務所は、17年までに税理士法人化を計画している。法人化以降は、次第に俊貴氏がイニシアチブをとって税理士法人を経営するようになるだろう。

 法人化後、俊貴氏は飯塚エリアでの活動も増えてくるが、「飯塚は私を育ててくれたまち。新規創業者だけでなく、すでに実績のある老舗企業からも高い会計リテラシーを持った経営者を増やしたい」と意気込みを語る。地域ナンバーワンの税理士事務所である林田事務所だが、その地位に安住することなく前進を続けていくことだろう。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:林田 俊一
所在地:福岡県飯塚市椋本509-5
設 立:1982年6月
TEL:0120-742-733
URL:http://www.new-concept.co.jp

<プロフィール>
hayasida_pr林田 俊一
1950年、福岡県生まれ。64年嘉穂高校、73年国士舘大学を卒業。82年に林田税理士事務所を開業した。穂波ライオンズクラブ第二副地区ガバナー、飯塚倫理法人会会長などの要職も務める。著書に『黒字をつくる社長 赤字をつくる社長―うちの会社は大丈夫か』『赤字を黒字にした社長―500社を持つ顧問が明かす、成功の7法則』(ともに2001年、祥伝社刊)など。

 
(前)

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