2024年12月22日( 日 )

業界の先駆者としてさらなる環境改善を牽引(後)

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山本設備工業(株)

一生の宝となる専門技術を習得、そのバックアップは惜しみなく提供

公共施設の改修工事も手がけている。写真は住吉小中校<

公共施設の改修工事も手がけている。写真は住吉小中校

 同社が手がける管工事関連は、まさに現代社会において欠かせないものと述べた。日常において水は水道の蛇口から出る。利用した水は排水から流れていくのも当然となる生活なのだ。しかし、水道関係のトラブルが発生したら、普通は一般の人では手に負えない。そして、早急な修理メンテナンスが急務である。それゆえに、同社が手がけた工事案件は同社が守るとして、24時間対応のアフターメンテナンスの体制をとっている。そのためにも、専門職として知識や経験を蓄積していく必要がある。

 その能力を高めていくために山本社長は「企業としての労力は惜しまない」としている。「管工事における施工技術を習得できれば、専門工事職として弊社だけでなく、どこの職場でも通用します。また、管工事は水に携わったライフラインの1つなので、重要な仕事に係っているのです」と山本社長は語っている。

 そのため、同社が持つバックアップ体制も手厚い。たとえば、同社は独身寮を保有している。男性の新入社員は入社後1年間、この寮に入居することになっている。学生から突然一人暮らしをするよりも、社会環境に少しずつ慣れていくことや、先輩などと一緒に生活し、かつ、しっかり食べて休むという規則正しい生活をすることを心がけてほしいとの願いからである。職場に関しては、新入社員は1、2年前に入社した先輩社員とタッグを公私ともに組むことにしている。新入社員が上司に言いにくい、ちょっとした質問や疑問を気楽に聞いておけるようにして、お互いに刺激し合い切磋琢磨できる関係も構築している。

 このように新人社員をはじめ、社員が働きやすい環境が整備されていることも同社の大きな魅力だ。もちろん、将来に向けての積立金の推奨、社宅の完備、風通しの良い職場づくりなど、大手企業に負けない会社づくりを心がけている。

 今後も新卒を積極的に採用するとしている同社は、年数回の会社説明会を福岡市内で行っている。社外のスペースを借りて会社説明会を行うのは、学生が話を聞きに来やすいのではという配慮もあるため。学生が来やすい環境を提供するのも心遣いとして、随時開催されているのだ。『働く人々を大切にする』同社の精神は、ともに成長していこうという気持ちの表れと言えよう。

(了)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:山本 慎一
所在地:福岡市南区那の川1-15-5
設 立:1961年3月
資本金:5,000万円
TEL:092-521-2935
URL:http://www.y-s-k.co.jp/

<プロフィール>
yamamoto_pr山本 慎一
1990年4月、山本設備工業(株)入社。2002年12月、取締役就任。06年1月、代表取締役社長に就任した。趣味は読書、ゴルフ。

 
(前)

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