ロボット先生によるロボットのプログラミング講座!?
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(株)システムトランジスタ
ついに時代はここまで来たのか――!!
何とロボットが先生となり、子どもたちにロボットのプログラミングを教えるという、まるでSFのような近未来的な取り組みが開始された。仕掛けたのは福岡市に本社を構える(株)システムトランジスタだ。同社は2008年に創業、09年に設立したITベンチャー企業。これまで「何でも楽しむ」ことを目的に、さまざまなことにチャレンジを行ってきた。現在は「ソフトウェア開発事業」「技術者育成事業」「ロボティクス事業」と、3つの事業を柱に展開している。そのうち「ロボティクス事業」は、15年のソフトバンクロボティクス社製の人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の一般販売をきっかけに、本格的な活動を開始したもの。主にPepperを活用したイベントのお手伝いなどで活躍しており、その様子はメディアでもたびたび取り上げられている。
今回、同社が取り組んでいるプロジェクトは、その名もズバリ「ロボット先生によるロボットのプログラミング講座」。子どもたちを生徒にPepperが講師を務め、ロボットの実機を使って、ロボットの動作や発話などのプログラミングを行うという内容だ。同講座では、プログラミングツールに「Vstone Magic」(ヴイストン社)を使用し、視覚的に楽しく学べるのも特長の1つ。ロボットと子どもたち、そしてビジネスの未来を創造する革新的な取り組みとなっており、その先進性と将来性が評価され、「福岡市ステップアップ助成事業」の優秀賞にも輝いている。
その記念すべき第1回目が、11月25日に能古小学校の3年生を対象に開催された。この日の取り組みは同社や能古小学校だけでなく、地元大学生や地域の協力も得ながら実現。特別講師のPepperのもと、ヴイストン社製のロボット「Sota(ソータ)」を実機として用いながら、講座が行われた。
この日の講座では、子どもたちは午前中にプログラミングの基本操作を学び、午後にはチームに分かれて各自がロボットの行動などをプログラミング。最終的にそれぞれが発表を行うというもの。“ロボット先生”のもとでの物珍しい授業に子どもたちは熱中し、あっという間に1日が終了。記念すべき第1回目の講座は大成功に終わった。同社代表の高橋周矢氏は、「現在、教育現場において先生方の負担が増えています。20年には小学校でのプログラミング教育の必修化が検討されており、さらなる負担も予想されます。今回の“ロボット先生”の取り組みは、そうした負担を減らすための解決策の1つとなれるのではないでしょうか。また、非常に楽しく夢がある取り組みですから、子どもたちの興味を引き、楽しく学んでもらえると思います。そして彼らは未来を創造する高度技術者へと成長していくでしょう」と語る。
同社では今後、こうしたロボットを活用した市場の拡大に向けて、さまざまな取り組みに注力していく考えだ。今回の“ロボット先生”の取り組みのように、ロボットが我々の生活に溶け込んでいく夢のような近未来の世界は、もうすぐそこまで来ているのかもしれない――。
<COMPANY INFORMATION>
(株)システムトランジスタ
代 表:高橋 周矢
所在地:福岡市中央区渡辺通2-7-14 パグーロ薬院7F
設 立:2009年4月
資本金:600万円
TEL:092-791-9097
URL:http://www.systra.co.jp/関連記事
2024年11月20日 12:302024年11月11日 13:002024年11月1日 10:172024年11月21日 13:002024年11月14日 10:252024年10月30日 12:002024年11月18日 18:02
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